2007年7月14日土曜日

IntelliJ IDEA を使う

eclipse で grails を扱うにはどうにももどかしい. ほとんど emacs でやってきたけどちょっと限界っぽい.



ので IntelliJ IDEA を使ってみることにした.



本体 (Selena と呼ばれる version 7 の未公式リリース) をここから, groovy/grails プラグインをここから持ってくる (JetBrains にあるものよりこっちの方が新しかった).



JetGroovy プラグインは IntelliJ IDEA を展開したフォルダの plugins の下に展開する. この辺は eclipse と同じ.



さて IDEA を立ち上げてみる. まずは



  • File | Settings ... の IDE Settings の


    • Groovy/Grails から Groovy と Grails のインストール場所を設定して (grails の開発だけならば, groovy の設定は多分要らないだろう),




    • General から File Encoding の Default encoding を UTF-8 にして,




  • 再起動する

じゃあ次はプロジェクトを作ってみる.


  • File | New Project ... して,


  • JavaVM を指定したりなどしてウィザードを進めていくと,


  • 最後の方でモジュール・タイプを指定するところがあるので Grails Application を指定する


  • "% grails run-app" が行われてプロジェクトができあがる

素晴らしい. 走らせるためには


  • Run | Edit Configuration ... して,


  • "+" をポチッとして,


  • Configuration Type に Run Application あるいは Run Test を設定すると,


  • IDEA の run または debug で "% grails run-app または test-app" が IDEA 内部で走るようになる

素晴らしい. ドメイン・クラスを追加してみる.


  • プロジェクトを右クリックして New | Groovy | Grails Domain Class,


  • ドメイン名 (例えば book) を入力すると,


  • ドメイン・クラス Book.groovy が生成されて, エディタに表示される.


  • ついでになぜか BookController.groovy も静的に (つまり各 action 込みで) 生成されちゃうのがうっとうしいけど.


    • これに関しては File | Settings ... | IDE Settings | Files Templates で JavaEE | Groovy と来れば, テンプレートを変更できる. この生成は grails のものじゃなくて, IntelliJ 側でやっていたのね...



少なくとも MacOSX 版では日本語もちゃんと使える. 何より, ちゃんとブレーク・ポイントを置ける (めちゃくちゃ時間かかるけどね) !



コード補完は大して効かない (これは仕方ない. ワード補完すれば多少は楽). emacs 風キー・バインディングも eclipse に較べていまいちの感がある.



けど eclipse よりストレスはだいぶ少ない. この plugin を提供しているのは IntelliJ 本体を作っているのと同じ JetBrains だし. IntelliJ 自体は eclipse のようななんでもありとは違うけど, 玄人筋の評価は割と高い.



これに $250 (Personal Edition) あるいは $500 (Enterprise Edition) 払うか? 払ってもいいかな...



# とりあえず 30 日間は使えます.

# こういう変態な言語の開発環境は最終的には自分 (groovy/grails) 自身で書くしかないのかも.